古着のニオイが消えた!“セスキ”で臭いを撃退した私の裏ワザ【実体験&洗濯法まとめ】

お掃除編

古着を買って帰ったその夜──
着てみたら「く、臭い…!」なんて経験、ありませんか?

首元からフワッと広がる、あの独特のニオイ。
私も、まさにそれで悩んだ一人です。

買ったばかりのTシャツを着ようとした瞬間、
「これ、本当に着られるのかな…」と感じるほどのニオイに思わず後ずさり。

市販の柔軟剤や消臭スプレーではまったく太刀打ちできず、
洗濯機で何度洗ってもニオイは残ったまま…。

そんなときに出会ったのが、“セスキ炭酸ソーダ”
100円ショップで買えるこの粉が、まさかの救世主に。

洗濯前にスプレーでひと手間加えるだけで、
あの強烈なニオイが、嘘のように消えたんです!

この記事では、古着のニオイに悩む方のために、私の実体験をもとに
「セスキを使ったニオイ撃退法」「おすすめの手順」「注意点」「洗濯後のケア」まで、誰でも実践できる方法をわかりやすくご紹介します。


古着ってどうして臭うの?買った直後に感じるあのニオイの正体

首を通した瞬間の“あの匂い”が気になる理由

古着屋さんで「これ可愛い!」と選んで買った服。

ワクワクしながら家に帰って試着した瞬間、

「ん?なんか変なニオイが…」

感じたことはありませんか?
私がまさにそうでした。特にTシャツやトレーナーなど、首まわりを通した瞬間にフワッと広がる独特のニオイ。あれ、けっこう強烈なんですよね。

お店では気づかなかったのに、家に帰って静かな空間で着てみると、ニオイがよりはっきりと感じられるようになります。これは、店内の香りや空気循環、ディフューザーの匂いなどに気を取られていたため、ニオイが“マスキング”されていたせいです。

その独特なニオイ、よく言われるのが「防虫剤臭」「倉庫っぽい匂い」「カビっぽい」「古い紙のような香り」など。一言では表現しにくいけれど、古着特有の“くすんだ匂い”なんですよね。

しかも、洗っても落ちにくいこのニオイ。柔軟剤や香料でごまかそうとしても、混ざってしまって余計に不快に感じてしまうこともあります

だからこそ、「なぜこのニオイがするのか?」「どうやって取るのが正解か?」を知っておくことが大切です。


古着のニオイの原因は?タバコ・カビ・保管臭…

古着のニオイの正体は一つではなく、複数の臭い成分が重なっていることが多いのです。私が買った古着にも、タバコっぽい匂い、ホコリ臭、ちょっとカビっぽい感じ…色々なニオイが混在していました。

具体的に挙げると、主な原因は以下のようなものです

  • ◆長期間保管されたことによる“倉庫臭”(ホコリ+カビ)
  • ◆前の持ち主の生活臭(タバコ、ペット、食べ物の匂い)
  • ◆化学薬品による処理臭(防虫剤、防カビ剤)
  • ◆繊維自体にしみこんだ皮脂や汗の臭い

これらが混ざることで、独特の「古着臭」になっているのです。中には、前の持ち主が使っていた柔軟剤や香水の匂いが残っていることもありますが、それが酸化して変質し、さらに嫌なニオイに変わっていることも…。

とくに古着は、一度ではなく何人かの手を渡っている可能性があるため、その分いろんな生活環境の“歴史”が染み込んでいると考えると、納得ですよね。


店舗でニオイがわからなかったのに帰宅後に気づくワケ

古着屋さんで手に取って試着までしたのに、その場では全然ニオイを感じなかったのに、家に帰ったら急に「うっ…臭う」と感じる経験、ありませんか?私も何度かあります。これには理由があり、主に環境の違いが影響しています。

古着屋の店内は、ディフューザーやお香などで意図的に香りを演出していることが多く、これが古着の匂いをうまくマスキングしてしまうんです。さらに、多くの服がギュッと並べられていることで、ニオイが拡散しにくく、個々の服の臭いが目立たないという効果も。

一方、自宅に持ち帰ると、空気の流れも少なく、他に匂いの元がないため、古着のニオイだけが際立つ状況になります。しかも、服に鼻が近づく(着る・たたむ・畳むときなど)ことで、ダイレクトにそのニオイが感じられるように。

このギャップこそが、「お店では気にならなかったのに…」という違和感の正体。だからこそ、古着を買ったら一度洗うのは絶対必要なんです。


「1回洗えば落ちる」は大間違い?実際の洗濯実験

私も最初、「とりあえず1回洗濯すればニオイなんて取れるでしょ」と思っていました。でも、実際に洗ってみてガッカリ。洗いたての服に顔を近づけてみると、まだうっすらとあの“古着臭”が残っていたのです。

しかも、香り付きの柔軟剤を使ったことで、“古着臭+香料”という不快なミックス臭になってしまい、さらに後悔…。このとき気づいたのは、古着のニオイは「軽いニオイ」ではなく、繊維に染み込んだ根深い臭いだということです。

特にコットンやポリエステルなど、ニオイを吸収しやすい素材では、洗濯1回では太刀打ちできませんでした。しかも、普通の洗剤は皮脂や軽い汚れには強いけれど、「古着特有の酸化したニオイ」にはあまり効果がないことが多いのです。

この失敗をきっかけに、「もっと根本的にニオイを分解する方法はないか」と探し始め、たどり着いたのがセスキ炭酸ソーダでした。


香料でごまかすと逆効果?本当にやるべき対処法とは

古着のニオイが気になると、「いい香りの柔軟剤でごまかそう」と思ってしまう方も多いはず。実は私もそうでした。でも、それって逆効果になることが多いんです。

理由は、臭いの“元”が残っている限り、香りで上書きしても不快感が増すだけだからです。とくに、香料と古着のニオイが混ざると、化学的な不協和音のような“妙な臭い”になり、かえって「この服なんか変な匂いするね…」と言われてしまうことも。

本当にやるべきなのは、「匂いをごまかす」のではなく「匂いの元を分解して取り除く」こと。その点、セスキは臭いの原因になる酸化した脂やタンパク質汚れにアプローチできるので、根本からニオイを断つことができます。

つまり、香料でマスキングするのではなく、無臭に戻す→必要に応じて香りをつけるという順番がベスト。これを知らずに洗濯をしていた頃の私は、まさに逆のことをしていたわけです…。


私が実践した“セスキ”でのニオイ撃退法ステップ

通常の洗剤+セスキで洗っただけでは落ちなかった

古着のニオイに悩んだ私は、最初に「セスキ炭酸ソーダを洗濯洗剤と一緒に使ってみる」という方法を試しました。手順はシンプルで、いつも通り洗濯機に衣類と洗剤を入れ、そこにセスキ小さじ2杯ほどを追加するだけ。洗濯コースも通常のまま。

洗い上がった服を取り出した瞬間、「あれ?ちょっとマシになったかも」と感じました。たしかに、あの強烈だった古着臭はかなり弱まりました。でも…首に近づけて深く吸い込んでみると、まだうっすら残っている独特のにおいがあるんです。

つまり、洗剤+セスキである程度の脱臭効果はあるけれど、「根本的に取りきる」にはこれだけでは不十分というのが正直な印象でした。

この結果から、「もっとピンポイントにセスキを効かせる方法があるのでは?」と考え、次なるステップに進むことになります。


セスキを霧吹きしてから洗うと劇的変化が

次に私が試したのが、セスキ水を古着に直接スプレーしてから洗濯する方法です。このアイデアは、料理の油汚れにセスキスプレーが効果的と聞いたことがヒントでした。皮脂や酸化した臭いも“油汚れ”の一種。ならば繊維の奥に直接届くように、スプレーで染み込ませるのが良いのでは?と考えました。

やり方は簡単。100均で買ったスプレーボトルに水500mlとセスキ小さじ1〜2杯を入れてよく溶かし、古着の首元・脇・袖などニオイが気になる部分にたっぷりスプレーそのまま10〜20分ほど置いてから、通常通り洗濯機に入れて洗いました。

すると…洗い上がりがまるで違う!服を乾かしたあと、鼻を近づけても“無臭”に近い状態で、あの独特な古着臭がほぼ完全に消えていたのです。

「洗濯前のスプレー処理」がポイントだったと確信しました。表面だけでなく、繊維の奥に入り込んだニオイ成分までセスキが分解してくれたのです。


セスキ濃度と水の割合のおすすめ比率

セスキ水をスプレーとして使う際、気になるのが「濃さの調整」ですよね。濃すぎると生地を傷めそうだし、薄すぎると効果がなさそう…。私が色々試してたどり着いたベストな比率は、「水500mlに対してセスキ小さじ1.5(約6g)」です。

この濃度なら、しっかりと脱臭効果がありつつ、生地への影響も感じられませんでした。使用するスプレーボトルは、100円ショップで手に入るものでOK。1本作っておけば、気になる古着1〜3着はスプレーできます。

ニオイが特に強い古着には、小さじ2(約8g)くらいに濃くしても大丈夫ですが、色柄モノやデリケートな素材には念のため目立たない部分でテストしてから使うと安心です。

また、作り置きはおすすめしません。セスキは水に溶かすと時間が経つにつれ効果が薄れるので、使う直前に作るのがベスト。すぐに使い切る分だけ作ることで、毎回フレッシュな状態でニオイ対策できます。


他の洗濯洗剤との併用で失敗しないための注意点

セスキ炭酸ソーダは基本的に中性〜弱アルカリ性の性質を持っています。一方で、市販の洗濯洗剤の中には「酸性成分」や「酵素系漂白剤」など、性質が異なるものも含まれているため、組み合わせによっては効果が打ち消し合う可能性もあります。

私が使ったのは、無香料の液体中性洗剤。これとセスキは相性がよく、洗浄力を損なうこともなく問題ありませんでした。しかし、香料が強い柔軟剤と一緒に使った時は、香りがセスキに抑えられてしまい、「香りが中途半端に残る」という違和感を覚えました。

また、酵素入りの洗剤とセスキを併用したときには、なんとなくニオイ残りが強く感じられたことも。おそらくpHバランスが崩れて、洗剤本来の力が発揮できなかったのだと思います。

結論としては、「シンプルな洗剤とセスキの併用」が最も安定して効果を発揮します。香料や添加物の少ない洗剤との組み合わせをおすすめします。


実際の洗濯工程とニオイ変化の記録

以下は、私が実際にやって成功した「古着のニオイ対策・洗濯工程」の流れです

◆セスキ水をスプレーボトルで作る(水500ml+セスキ小さじ1.5)

◆古着の首元・脇などにまんべんなくスプレー

◆そのまま15〜20分ほど放置

◆洗濯機に入れ、いつもの洗剤+セスキ小さじ2を投入

◆通常の洗濯コースで洗濯(できればぬるま湯)

◆外干しでしっかり乾かす(可能なら日光に当てる)

 

この手順を踏んだことで、私の悩みだった“あの独特なニオイ”は完全に消えました。さらに嬉しいことに、洗い上がりの衣類がふんわり仕上がり、変な香料も残っていませんでした。

初めてこの方法で洗ったTシャツを着たとき、「ああ、やっと本当に気持ちよく着られる」と思えた感動は今でも忘れません。古着好きだけどニオイが気になる人には、ぜひ一度この方法を試してもらいたいです。


セスキって何者?ナチュラルなのに強力なその理由

セスキ炭酸ソーダの成分と特徴とは?

セスキ炭酸ソーダ、略して「セスキ」。最近ではドラッグストアや100円ショップでもよく見かけるようになりましたが、意外と「何なのかよく知らない」という方も多いのではないでしょうか。私も最初は「重曹とどう違うの?」「何に使えるの?」という程度の認識でした。

セスキの正体は、炭酸ナトリウム(炭ソ)と重曹(炭酸水素ナトリウム)を1:1で合わせた中間的な性質の洗浄剤です。これにより、重曹よりも洗浄力が強く、炭ソよりも扱いやすいという“ちょうどいいバランス”を持っています。

pH(ペーハー)は約9.8の弱アルカリ性。このアルカリ性が、皮脂汚れや酸化したニオイ、タンパク質汚れなどに強く、まさに古着の“こびりついたニオイ”にピッタリなんです。

また、粉末状でも水に溶けやすいのが特徴。重曹は水に溶けにくい性質があるため、スプレーとして使うには不向きですが、セスキならすぐに溶けてスプレー使用にも最適。

つまり、洗浄力・使いやすさ・安全性を兼ね備えたナチュラルクリーナーがセスキ炭酸ソーダなんです。


重曹やクエン酸との違いと向き不向き

「セスキ」「重曹」「クエン酸」は“ナチュラルクリーニング三兄弟”とも言われるほどよく似た存在。でも、それぞれ性質や得意分野が違うため、適材適所で使い分けることがとても重要です。

まず重曹は、pHが8.2程度の弱アルカリ性。研磨作用があり、焦げ落としや消臭に強いですが、水に溶けにくいのでスプレー用途には不向き。また洗濯にも使えますが、セスキほどの洗浄力はありません。

一方、クエン酸は酸性で、アルカリ性の汚れに強いのが特徴。水垢や石けんカス、トイレの尿石などには効果的ですが、古着のニオイのような酸化した皮脂汚れには逆効果になることもあります。

セスキはその中間に位置し、皮脂・タンパク質・酸化臭などに最も効果的。古着のニオイは「時間が経って酸化した皮脂汚れ+カビや雑菌の分解臭」なので、まさにセスキが得意とするフィールドです。

このように、セスキはナチュラルクリーナーの中でも、ニオイ汚れ対策に特化した万能と言える存在です。


油脂やタンパク質臭に強い理由を簡単に解説

古着のイヤなニオイの多くは、人間の皮脂や汗が酸化して変質した“脂質系の臭い”です。さらに、それが雑菌によって分解されることで、鼻につく独特なニオイに変化していきます。

セスキがこのニオイに強い理由は、アルカリ性であることと、界面活性に近い働きをすることにあります。アルカリ性の成分は、脂質やタンパク質を「石けん化」する働きがあり、固まった皮脂汚れを分解・乳化して、水に溶けやすくしてくれるのです。

さらに、セスキは分子構造的に水との親和性が高いため、繊維の奥に入り込んだ皮脂や汗を浮かせて落とす効果が高く、ニオイの根本原因にしっかりアプローチできるのです。

実際、セスキを使ったあとの古着は、「香りがする」のではなく無臭になるという感覚になります。これがつまり、ニオイをごまかしているのではなく、ちゃんと分解して取り除けている証拠です。


環境にもやさしいセスキの魅力

ナチュラル洗剤として人気が高まっているセスキ炭酸ソーダですが、その理由のひとつが環境負荷が非常に低いこと。合成洗剤や漂白剤に比べて、使った後の排水も水質を汚染しにくく、人体にも優しいのが特徴です。

たとえば、洗濯時にセスキを使った排水は、自然界の中で中和されやすく、微生物に対する影響も少ないことが知られています。これは家庭用の排水としても安心して流せるという大きな利点。

また、手肌への刺激も少なく、私のような敏感肌の方やお子さんがいる家庭でも安心して使えるのが嬉しいところです。もちろん、手荒れが心配な方はゴム手袋を併用すれば問題ありません。

加えて、セスキは香料・着色料・添加物なしのシンプルな成分構成なので、余計な香りが残らず、古着のように「素材そのものの風合いを楽しみたい衣類」にもピッタリです。

地球にも、体にもやさしい。それがセスキの魅力です。


セスキが“ニオイだけじゃない”万能な理由

セスキの魅力は「ニオイ取り」だけにとどまりません。私も使っていく中で、「えっ、こんなところにも使えるの?」と驚いたことがたくさんあります。

たとえば…

◆キッチンの油汚れ(レンジフード、コンロ周り)

◆お風呂の皮脂汚れ(バスタブの湯垢)

◆スニーカーの中敷きや靴の脱臭

◆布製のソファやクッションの臭い取り

◆エコバッグやマスクの洗浄

 

これらすべてに、セスキスプレーやセスキ水で対応可能です。特に衣類や布製品のニオイ対策には本当に相性が良く、「ニオイが取れる」→「気持ちよく使える」→「また使いたくなる」という好循環が生まれます。

私自身、古着対策から始まったセスキ生活が、今では家中で欠かせない存在に。1袋100円前後で買えて、家中どこにでも使えるセスキは、まさにコスパ最強の万能選手です。


セスキ洗濯で気をつけたい落とし穴と注意点

色落ち・繊維ダメージに要注意!NG素材一覧

セスキ炭酸ソーダは自然派クリーナーとして優秀ですが、どんな素材にも安心して使えるわけではありません。使い方を間違えると、思わぬトラブルになることもあります。

まず注意したいのが色落ちや繊維の変質です。セスキは弱アルカリ性なので、天然染料や特殊加工が施された衣類にはやや刺激が強く、色落ちするリスクがあります。実際、私が買った藍染め風の古着にセスキを使ったところ、スプレーをかけた部分だけ少しだけ色が薄くなってしまったことがありました。

具体的にセスキの使用を避けたい素材は以下の通りです

◆シルク、ウール、カシミアなどの動物性天然繊維

◆本革や合皮素材

◆蛍光・顔料プリントが多く使われた衣類

◆ビーズやスパンコールが装飾されたもの

 

これらの素材は、pH変化や水分に敏感で変形・変色しやすいため、使用は避けましょう。心配なときは、目立たない部分で試す「パッチテスト」が有効です。


使いすぎると逆効果?正しい濃度と頻度とは

「ニオイがひどいから」といって、セスキを大量に使えば使うほど効果がある…というわけではありません。むしろ濃度が高すぎると、繊維を傷めたり、すすぎ残しが起こるリスクがあるんです。

私も一度、セスキを「小さじ2」のところを「大さじ1」ほど入れて洗濯したことがあります。すると、乾いたあとに布のゴワつきやパリパリ感が残ってしまい、着心地が悪くなってしまいましたこれは洗剤残りではなく、セスキの濃度が高すぎたことで繊維にアルカリが残留したことが原因。

洗濯1回につき使うセスキの量は小さじ1.5〜2杯(約6〜8g)までが目安です。濃くしたい場合も、せいぜい大さじ1弱(約10g)まで。それ以上は、衣類だけでなく洗濯機の内部にも負担がかかる可能性があります。

また、毎回の洗濯で使う必要はありません。古着やニオイが気になる衣類だけ、週に1〜2回程度使うのがちょうどよい頻度です。


霧吹き後すぐに洗わないと起こるトラブルとは

セスキ水をスプレーしてから洗濯する方法は効果的ですが、スプレーしたまま長時間放置してしまうと、逆にニオイや変色の原因になることがあります

私も一度、「スプレーしてから別の作業をしていたら、うっかり1時間以上放置してしまった」ということがありました。その結果、白Tシャツに黄色っぽいシミのような跡が残ってしまったのです。

セスキは皮脂汚れを浮かせてくれる反面、時間が経ちすぎるとその汚れが酸化し、逆にシミになることがあるのです。また、湿った状態で放置することで、雑菌が繁殖しやすくなり、再びニオイの原因になる可能性もあります。

対策としては、スプレー後10〜20分以内に洗濯機にかけること。どうしても時間が空く場合は、ビニール袋などに密閉して乾燥を防ぎ、洗う直前に取り出すのが良いでしょう。

セスキは“すぐ洗う”が鉄則。浸け置きではなく、“前処理としてのスプレー”と意識することが大切です


合成洗剤・柔軟剤との相性の落とし穴

セスキ炭酸ソーダはアルカリ性。これが、市販の合成洗剤や柔軟剤と“相性が悪い”ことがあるのです。特に、香りつきの柔軟剤や、酵素入り洗剤との併用には注意が必要です。

私が試したところ、香料の強い柔軟剤(フローラル系)とセスキを併用したとき、香りが変質して“石鹸っぽい酸味のあるニオイ”に変わってしまいました。せっかくニオイを消したのに、最後にまた別の嫌なニオイがつくという本末転倒に…。

また、酵素入り洗剤と一緒に使うと、pHのバランスが崩れて酵素がうまく働かなくなり、洗浄力が低下する可能性もあります。セスキは「洗剤」ではないため、補助的に使うべきものという意識を持つことが大切です。

おすすめは、中性洗剤や無香料の液体洗剤との併用。柔軟剤を使いたい場合は、洗濯後のすすぎ段階で分けて使うと安心です。


天日干し・陰干しの使い分けで仕上がりが変わる

洗濯後の仕上げも、ニオイ対策にはとても重要。特にセスキを使った洗濯では、干し方次第でニオイ戻りの有無が変わるというのを、私は実際に体験しました。

セスキはアルカリ性のため、しっかりと水分を飛ばして仕上げないと、残留成分が酸化してニオイの元になることがあります。これを防ぐには、天日干しがベスト。太陽の紫外線には殺菌・消臭効果もあり、ふっくら乾かせます。

ただし、色落ちしやすい衣類やデリケートな素材は、陰干しの方が安全。私は、首元にスプレーをしたTシャツを裏返して天日干ししたことで、ニオイゼロ&ふっくら仕上げに成功しました。

干し方のコツは以下の通り

◆色柄ものは裏返して天日干し

◆デリケート素材は風通しの良い日陰で陰干し

◆厚手の服は早めに裏返して全体を乾かす

 

洗濯だけで終わらず、干し方=仕上げの一手間として意識すると、セスキの効果を最大限に引き出すことができます。


古着を買ったらやるべき!ニオイ対策ルーティンまとめ

セスキで前処理→洗濯→干し方までの最適手順

これまでの実体験から、私がたどり着いた「古着のニオイを確実に消す」ための最適なルーティンをご紹介します。面倒に見えて、実はとてもシンプル。慣れてしまえば10分以内に完了する流れです。

🔹手順まとめ

①セスキスプレーを作る(水500mlにセスキ小さじ1.5〜2)

②ニオイの強い箇所にスプレーする(首、脇、胸元など)

➂10〜20分放置(長くても30分以内)

④洗濯機に投入+中性洗剤+セスキ小さじ2を追加

⑤通常コースで洗濯(できればぬるま湯設定)

⑥すぐに取り出して天日干し or 風通しのよい場所で陰干し

 

この一連の流れを守ることで、私はほぼ100%の確率で古着のニオイを消すことに成功しています。重要なのは「前処理+洗濯+乾燥」の3ステップを怠らないこと。

特にスプレー後の放置時間と、洗濯後すぐに干すことが成功のカギ。濡れたまま放置すると再び雑菌が繁殖してニオイ戻りする可能性があるので要注意です。


洗ったあともニオイが気になるときの裏ワザ3選

「ちゃんと洗ったのに、なんかまだ臭う…」そんなときに、私が実際に試して効果を感じた“あと一歩”のニオイ対策3選をご紹介します。

セスキ水に数時間つけ置き
→ 頑固なニオイには、バケツにセスキ水(3Lにセスキ大さじ2)を作って、2〜3時間浸け置き。その後洗濯。ニオイが奥深くに染み込んでいるときに効果大。

酸素系漂白剤との併用(白物限定)
→ 白Tやシャツなどに限り、酸素系漂白剤とセスキの併用でニオイの原因菌を除去。漂白力が強いため、色柄物は避けましょう。

乾いたあとに再スプレー&天日干し
→ 洗った後でもニオイが残っている場合、乾いた衣類にセスキをスプレーしてもう一度外に干す。臭気が揮発して抜ける場合があります。

この“あとひと工夫”を知っておくと、万が一のときにも安心。私も1回目の洗濯で完璧に落ちない時は、迷わずつけ置きや再干しを実践しています。


クローゼット保管中のニオイ戻りを防ぐコツ

やっとニオイを落として快適に着られるようになった古着。でも、数週間後にまた取り出してみると、

あの古着臭が戻ってる!?

なんてこともありますよね。原因は、クローゼット内の湿気や他の衣類からの移り香です。

私が実践している“ニオイ戻り”防止策はこちら

◆除湿剤を常備する(吊り下げ型が便利)

◆無香料の重曹袋を入れておく(100均でOK)

◆使わない時期の衣類は衣装ケースに入れて密閉保存

◆時々風通しの良い場所に吊るして“空気の入れ替え”をする

 

また、香水や柔軟剤の強い服と一緒にしまうと、香りが移ってニオイが変化することもあるので注意。私は無香タイプの服と分けて保管するようにしています。

せっかく消したニオイ、ちゃんと防ぎきるまでがニオイ対策です。


ニオイが取れない古着の見極め方

どんなに工夫しても、どうしてもニオイが落ちない古着も正直あります。私が過去に何度か“敗北”したケースも…。そこで大事なのが、「買う前に見極める目」です。

ニオイが取れにくい服の特徴

◆強いタバコ臭が染み付いている(繊維が黄ばんでいる)

◆カビ臭+湿っぽさがある(保管環境が悪かった)

◆厚手で繊維が密な素材(中まで洗剤が届きにくい)

◆布地が劣化してザラザラしている(油分が酸化)

 

こうした服は、よほどデザインが気に入っていない限り、購入を見送る勇気も大事です。私も「どうしてもこのデザインが好き!」という気持ちで買った古着が結局、何度洗ってもニオイが取れず、泣く泣く処分したことがあります。

古着を買うときは、“見た目”だけでなく、“ニオイ”もチェック。買ったあとの後悔を防ぐためにも、ニオイのチェックは必ずしておきましょう。


古着でも気持ちよく着るための日常ケア習慣

古着は一点ものが多く、お気に入りに出会えると本当に嬉しいですよね。だからこそ、買ったあとのケア習慣をしっかり持つことが、長く気持ちよく着るための秘訣になります。

私が普段やっている古着のケア習慣はこちら

◆着用後はすぐにハンガーにかけて風を通す

◆汗をかいた日は早めに洗濯(放置しない)

◆着る前に軽くスチームをあてることでニオイも防げる

◆クローゼット内の除湿・消臭は月1チェック

◆季節の変わり目にはセスキ洗濯でリセット洗い

 

この「ちょっとした習慣」の積み重ねで、古着の風合いを保ちながら、いつも気持ちよく着られる状態をキープできます。


“古着はニオイが気になるからちょっと…”と思っている方にも、ぜひ安心して楽しんでほしい。それがこの記事で伝えたかった私の思いです。


まとめ:古着のニオイ、セスキでここまで変わる!

お気に入りの古着を買ったのに、首元からふわっと香る“あの独特なニオイ”にがっかり…。

そんな経験をしたことのある方は少なくないはずです。私も、せっかく見つけた一着がどうしても着られず、何度も洗い直した日々がありました。

でも、セスキ炭酸ソーダとの出会いがすべてを変えてくれました。

市販の洗剤だけでは落ちなかった臭いも、スプレーでの前処理+洗濯機での追加使用+干し方の工夫で、まるで新品のような“無臭”の着心地に生まれ変わったのです。しかも、特別な洗剤を買い足さず、100円ショップで揃えられる道具だけで実現できるのが嬉しいところ。

セスキは、ナチュラルで環境にもやさしく、服にも優しい。古着のニオイ問題に悩む人にこそ、ぜひ試してほしいアイテムです。
少しの工夫と手間で、古着ライフはもっと快適に、もっと楽しくなりますよ!

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